将棋のルールと始め方!(後編)禁じ手について学ぼう!

どうも!マグナスです!
今回は将棋のルールと始め方を紹介する後編として、将棋の禁じ手について説明していきます。
前編と併せて、しっかりルールを覚えていきましょう!
二歩
上図のように、歩は同じ筋(縦のライン)に2枚打つことはできません。
これを二歩と言います。
プロの対局でも二歩のため反則負けになったことが過去に何度もあります。
二歩は持ち駒の歩を打つ時に起きるので、歩を打つ時はよく盤面を確かめてから打ちましょう。
では、次の図はどうでしょうか?
と金は歩ではないので、歩と同じ筋にいても反則にはなりません。
歩は成ると金になり動きが強力になります。
二歩にもならなくなるので、歩を成れるところに動かしたら必ず成るようにしましょう。
打ち歩詰め
相手玉は今にも詰みそうな状況です。
ですが、ここで先手が▲9二歩打と持ち駒の歩を打って詰ませることは反則になってしまいます。
持ち駒の歩を打って相手玉を詰ませることを打ち歩詰めと言い、反則になってしまうのです。
では上の図ではどうでしょうか?
9三の歩を9二に動かして詰ませるのは反則にはなりません。
これを突き歩詰めと言います。
この反則は間違えやすいので、よく覚えておきましょう。
行きどころのない駒
上図のように、歩・香車・桂馬は次に動かせる場所が無いところに駒を打つことはできません。
次に動かせる場所が無いところに動かした場合は必ず成りましょう。
成れば金の動きになるので、反則になりません。
では上図ではどうでしょうか?
どの駒も相手の駒をとれば動かすことができます。
同様に、動かす先に自分の駒があり、その駒を動かすことで行き場所ができるのであれば反則になりません。
千日手
先手が飛車を取ろうと7三に金を打った場面です。
後手は飛車を取られたくないので9二に動かします。
先手は飛車を追って8三に金を動かします。
後手は取られたくないのでまた6二へ飛車を動かします。
また先手は飛車を取りたいので7三金、後手は取られたくないので9二飛…となると、いつまで経っても局面が変わりません。
将棋において、同じ盤面・同じ持ち駒と数・同じ手番が対局中に4回現れた時、千日手としてその勝負が無効になります。
千日経っても局面が変わらないことを例えてこのような名前がついたとされています。
千日手そのものは禁じ手ではなく、プロの対局でも互いに譲らず千日手になったり、あえて千日手を狙うことで対局を振り出しに戻すことを狙ったりということもあります。
千日手が禁じ手になるのは、次のような王手が絡んだ時です。
先手が7三龍と王手をかけた場面です。
後手が9一玉と避けた後、▲9三龍△8一玉▲8三龍と最初の盤面に戻ってしまいます。
通常であればこのまま同じ盤面が4回現れると対局が無かったことになりますが、連続王手による千日手だけは王手をかけた方の反則負けになってしまいます。
そのため、王手をかける側は千日手になる前に別の手を指さないといけません。
駒が動けないところに動かす
駒にはそれぞれ動きが決まっていますが、決まった動きに無いところへ駒を動かすのは反則です。
慣れないうちは駒の動きを間違えやすいので、しっかり覚えていきましょう。
待った
将棋では一度指した手を変えることはできません。
「待った」と言って指し直すことは認められませんし、反則ですので指し手には十分注意しましょう。
終わりに
いかがでしたでしょうか?
将棋には守らなければならないルールがあります。
ルールを破ると負けてしまいますので、慣れるまではこの記事をよく読んでしっかりとルールを覚えていきましょう!